タンチョウについて

2010年冬、蕪栗沼にタンチョウが飛来してきました。タンチョウは蕪栗沼のみならず、周辺水田のふゆみずたんぼにも姿を見せ、タニシやどじょうなどのエサを頻繁についばむようになりました。
一般に、田んぼに住む(タンチョウのエサとなるような)タニシやどじょうなどは、田んぼの農薬が減って残留が少なくなるほど増えてくると言います。今回飛来してきたタンチョウは、時々姿を見せなくなりながらも結局は2ヶ月ほどふゆみずたんぼ周辺に駐留していました。
ふゆみずたんぼが安全な証の1つと考えられると思います。

タンチョウには、北海道に住み・北海道の中で渡りをして暮らすものと、たまたまロシアや中国・韓国周辺からまぎれて飛来してきたものの2種類があります。

江戸時代、タンチョウは北海道のどこでも見られ、冬になると本州に渡りをしたといいます。しかし乱獲と明治時代の急速な開発によって、棲(すみか)である湿原を次々と失い激減し、一時は絶滅したとされていました。
ところが大正13年(1924年)、北海道は釧路の近くにある鶴居村という所で10数羽のタンチョウを発見。その後、天然記念物を経て現在では特別天然記念物に指定されています。

現在、日本にいるタンチョウの数は1000羽前後。鶴居村やタンチョウが渡る釧路湿原など周辺地域の手厚い保護によって守られています。ちなみに北海道にいるタンチョウは鶴居村周辺で渡りをし(つまりは北海道に留まっているということ・留鳥)、一般的な何千キロといった渡りは行わないとされていますが、実際のところは分かりません。

一方、ロシアや中国といった東アジアに住むタンチョウは、夏場の繁殖期を主にロシア・中国に流れるアムール川を中心に過ごし、冬場、朝鮮半島や長江下流域等へ渡りを行い南下して過ごすと言われています。その一部が日本へ流れてくることもあります。


今回のタンチョウは、どこから来たタンチョウなんでしょうね。

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