ふゆみずたんぼ(12月〜2月)
 
稲刈りの終わった田んぼに水を張る作業です。
 
 いよいよ「ふゆみずたんぼ」が始まります。12月上旬、稲刈りの済んだ田んぼに水を流し込みます。


 田んぼに稲が植えられている間は、建物のあるポンプ場から田んぼの水路へ水が供給されますが、「ふゆみずたんぼ」の時期は冬場のためにポンプ場は動きません。そのため持ち運びの出来る電動ポンプを持ち込んで水を水路に流し込みます。その後、設置したパイプラインを通して「ふゆみずたんぼ」に水を供給します。

 この日は、「ふゆみずたんぼ」農家や関係者が集まって田んぼに水を張りましたが、12月に入ると田んぼの寒さも厳しくなるため、寒い中、水を使う作業を行います。

 
田んぼに水が張られた状態はこんな感じです。「ふゆみずたんぼ」にすると、刈り取った後の稲わらや稲株が水の中に沈みます。そうすることで、田んぼの中にいる微生物や小さな生き物がそれらを分解してよい土壌を作ります。
 
 田んぼに水を張った頃から、蕪栗沼をねぐらとしているいろんな野鳥が「ふゆみずたんぼ」にやってきます(写真はハクチョウ)。ハクチョウのほかにもカモ類、また時期が冬場ですから蕪栗沼を越冬地としてシベリアから飛来してくるガン類も数多く見られます。この時期になると、始めるのが野鳥のカウント。あくまでも個人的にですが、田んぼのどの場所に野鳥がどのくらい来ているのか朝・晩と様子をうかがいます。「ふゆみずたんぼ」を始める頃には野鳥の数は越冬のために増え、暖かくなってくると渡り鳥が北へ帰るので数は減ります。今年(平成19年2月)は暖冬のため、いつもより渡り鳥が北へ帰るのが早いです。
  
 そして、2月ごろに「ふゆみずたんぼ」をのぞくと、イトミミズといった小さな生き物が見られ、「とろとろ層」という富栄養層が形成されているのが見られます。この富栄養層が、稲にとって栄養分になると言われています。この富栄養層は「ふゆみずたんぼ」だから見られる光景であり、「ふゆみずたんぼ」が常にいろんな生きものと共にあるのが分かります。



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